日時 2004年2月13日(金)
場所 SRA先端技術研究所会議室
当日の資料
後日の資料
講師 柳生孝昭さん
講演題:
工業製品と組込みSoftwareの形式的要求仕様
--暦時計と自動航空Systemを題材として--
内容要約:
暦時計と自動航空Systemを題材として,要求仕様記述の
形式的方法を工業製品の組込みsoftwareに適用する際の,
特徴的な問題を考察する.記述のための言語は,部分的に
解釈された1階述語論理を用いた.工業製品の振舞いは
一般に,状態遷移の因果的連鎖として捉えられ,組込み
softwareは言わば人工的な因果法則の役割を果たす.
従って状態遷移という動的な側面の,(通常,静的側面のみ
有効と見なされている)述語論理による記述と,古来難題と
されて来た因果関係の定式化が,問題の核心に在る.これは
適切な状態空間と,その上での2項または3項述語の定義,
及び因果法則を現す公理の設定によって,これらの問題の解決
を試みるものである.更に,完成した仕様の分析を通して,
因果連鎖の並列性やfeedbackの存在を顕にし得ることを示す.
これらは仕様の実現(詳細設計)を考案する,また予め製品の
異常な振舞いを見出すために有効であろう.
場所 SRA先端技術研究所会議室
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